
派遣歴20年超の53歳女性、ChatGPTより都合の良い計算機扱いに。そのうちサブスク解約へ。
派遣社員として20年以上働いてきた53歳女性の事例が紹介されています。正社員と同等の専門性や責任を担っても賞与はなく、同一労働同一賃金の導入後も就業条件に「ボーナスは時給に含める」と加わっただけで、年収は増えなかったといいます。
長年勤めた派遣先で雇い止めとなり、正社員求人100社以上へ応募しても書類選考を通過できませんでした。新たな派遣先で働き始めたものの、物価高の中で暖房費を抑え、食事を1日1回に減らす生活が続いています。
「年収は1円も増えなかった」
「100社以上の正社員に応募」
「私は死ぬまで働くしかない」
出典:「派遣ってボーナスないんだっけ。かわいそー」 53歳女性が抜け出せない派遣社員の“沼” 1日1食の日々で口にした絶望(東洋経済オンライン) – Yahoo!ニュース
この事例を本人の選択や努力不足だけで片付けてはいけません。派遣という働き方には時間や職種を選びやすい利点があり、望んで選ぶ人もいますが、長年同じ責任を担っても賞与や昇給、雇用保障で差が残り、中高年になってから正社員へ移る道が極端に狭いのは制度上の課題です。同一労働同一賃金が書面上の時給計算だけで済み、実収入が1円も増えないなら、働く側が納得できないのは当然でしょう。企業には業務内容、責任、経験を基準に待遇差の理由を説明し、派遣先での評価が次の採用にもつながる職歴証明を整える責任があります。行政も最低賃金の未経験職を紹介するだけでなく、経験を生かす再訓練、年齢に左右されにくい採用、住宅費支援を組み合わせるべきです。1日1食まで切り詰める人を自己責任で孤立させず、働き続ければ老後の見通しを持てる仕組みへ改めてほしいです。
