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氷河期世代、切り捨てされ続ける人生。まだ「自己責任」で片づけるのか。


氷河期世代、切り捨てされ続ける人生。まだ「自己責任」で片づけるのか。

氷河期世代の非正規雇用問題を、本人の選択だけで説明するのは無理があります。求人という椅子そのものが足りなかった時代の傷が、低賃金と不安定雇用のまま残っています。

現在、労働者の約36.5%が非正規雇用として働いている。

「底辺だと思っている。非正規はボーナスや退職金がなく、休みもあまり取れないのが一番辛い。給料も安く、いつ契約を切られるかわからない」

「就職活動は椅子取りゲームだが、そもそも椅子の総数が足りない中で過酷な競争を強いられてきた。そこを無視して自己責任と片付けるのは厳しい」

出典:氷河期世代を苦しめる“非正規雇用”の拡大は悪だったのか?「自己責任」論に当事者と専門家が反論(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース

氷河期世代の問題は、努力不足の物語にすると簡単です。しかし、採用枠が消えた時期に社会へ出た人へ、後から「別の椅子を取ればよかった」と言っても意味がありません。新卒で外れた後の正社員への入口まで細くした制度と企業慣行こそ検証対象です。

非正規という働き方自体が悪いのではありません。同じ仕事でも賃金、賞与、退職金、休暇に大差があり、長く働いても正規へ移る道が見えないことが問題です。生活費を稼ぐため休日も働き、転職活動の時間すら失うなら、「自由な働き方」という看板は皮肉です。

必要なのは世代名を付けた短期講習ではなく、正規転換の実績を伴う雇用助成、職業訓練中の生活保障、同一労働同一賃金の実効性です。救済を特権扱いせず、景気の谷を特定世代へ押しつけた社会の後払いとして設計すべきでしょう。

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