
鈴木宗男氏、北方領土を訪れたプーチン氏よりなぜか日本大使を批判してしまう。
自民党の鈴木宗男参院議員が、プーチン大統領の択捉島訪問を巡ってロシア外務省の呼び出しにすぐ応じなかった武藤顕駐露大使を批判しました。
日本政府は択捉島訪問に強く抗議しており、武藤氏がロシア外務省で抗議を受けたのは呼び出しから数日後の18日でした。
武藤顕駐露大使の対応を「外交儀礼上、失礼だ」と批判した。
鈴木氏は日露関係改善を主張する立場。
結論から言えば、対話の窓口を守ることと、相手国の呼び出しに即応することは同じではありません。ロシアとの長い人脈を持つ鈴木氏の経験は貴重ですが、今回の出発点はプーチン大統領による択捉島訪問であり、日本政府が抗議するのは当然です。大使が数日置いた理由や外務省との調整内容が示されていない段階で「失礼」と断じ、日本への呼び戻しまで求めれば、問題の焦点がロシア側の行動から日本側の作法へすり替わります。一方、感情的に対話を切れば領土交渉や邦人保護の経路も失われるため、強硬姿勢だけで成果が出るわけでもありません。必要なのは、抗議と交渉を両立させる具体策です。鈴木氏が大使を批判するなら、即応によって何を得られ、北方領土問題をどう動かせるのかまで示すべきでしょう。
