イオンの3~8月期の営業利益は、ドラッグストア事業が好調で過去最高となりました。一方、総合スーパー事業とスーパーマーケット事業は赤字です。グループ全体の好業績と、食品を売る現場の苦戦が並びました。
イオン傘下のユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは、2030年度までに不採算の約100店舗を閉める計画です。同社は3~8月に約33億円の営業赤字となり、先月末時点の約760店舗のうち3割で経営が厳しいとしています。跡地を別業態に転換する選択肢も示されています。
ただ、主力の総合スーパー事業とスーパーマーケット事業は赤字でした。
先月末時点では760店舗ありましたが、その3割の店舗では経営が厳しく、3月から8月の営業赤字はおよそ33億円に上ったということです。
出典:イオン営業最高益もスーパーは赤字 傘下企業は100店舗閉店へ インフレ「想定以上」(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース
イオンの最高益だけを見て「スーパーも安泰」と思うのは早計です。ドラッグストアが稼いでも、食品スーパーの赤字が消えるわけではありません。不採算店を整理する判断は企業として必要でしょうが、近所の店が閉じれば、車を使えない人の買い物や従業員の仕事に影響します。数字の上では一店舗でも、地域では生活の拠点です。
ただし、100店がすべて跡形もなく消えると決まったわけではなく、別業態への転換も検討されています。だからこそ対象地域、閉店時期、転換後に食品をどこまで買えるのかを早めに示してほしい。価格政策が十分に機能しなかったと会社側も認めています。インフレだけのせいにせず、店ごとの立て直しと撤退の基準を説明するべきでしょう。

