
サイゼリヤが平均6%値上げ ミラノ風ドリア320円でも、安さの限界は見えている
サイゼリヤは10月29日から、メニュー全般を平均6%値上げします。ミラノ風ドリアは税込み300円から320円に。原材料やエネルギーのコスト上昇を吸収しきれず、品質と安定供給を維持するためだと説明しています。
サイゼリヤの2026年8月期の連結純利益は、前年比1.1%減の110億円でした。為替などによる原価への影響も出ており、低価格を支えてきた経営にも負担がかかっています。
サイゼリヤは14日、メニュー全般で平均6%値上げすると発表した。10月29日から。
人気メニューの「ミラノ風ドリア」は300円(税込み)から320円(同)になる。
サイゼリヤの値上げは、20円を惜しんで店の品質を落とすより納得しやすい判断です。ミラノ風ドリアが320円になっても、外食としてはまだ手を伸ばしやすい価格でしょう。これまでの安さに助けられた客ほど、今回だけを責める気にはなりにくいはずです。
とはいえ、平均6%を「たったそれだけ」と片付けるのも違います。家族で何品も頼めば支払額は増えますし、今後も原材料やエネルギーの負担が続くなら次の値上げを心配する人もいるでしょう。従業員の待遇も無視できません。企業は値札を変える理由と、量や味をどう守るのかを示してほしい。客にとって重要なのは300円という数字を守ることより、頼んだ料理が期待どおり出てくることです。
