北海道江別市で2024年10月、当時20歳の男子大学生が男女6人から集団暴行を受けて死亡した事件で、札幌地裁は「主犯格」とされた川口侑斗被告に求刑通り無期懲役を言い渡しました。当時17歳だった少年にも、求刑通り懲役30年が言い渡されています。
川口被告は起訴内容を認め、量刑が争点となっていました。共犯者にはすでに複数の判決が出ていますが、八木原亜麻被告については公判開始の見通しが立っていないと報じられています。
札幌地裁は求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました。
少年についても求刑通り、懲役30年の判決を言い渡しました。
残る八木原被告については、公判開始の目処が立っていません。
出典:【速報】“主犯格”の特定少年・川口侑斗被告に「無期懲役」の判決 江別大学生暴行死 札幌地裁(STVニュース北海道) – Yahoo!ニュース
この判決は事件の重大性を正面から評価したものですが、被害者の命が戻るわけでも、遺族の苦痛に区切りが付くわけでもありません。量刑への感情だけで終わらせず、長時間の集団暴行をなぜ誰も止められなかったのか、周囲が異変を把握できる機会はなかったのかまで検証すべきです。一方、刑罰は怒りの大きさだけで決めるものではなく、証拠と法律に基づく審理、控訴を含む手続きの保障も欠かせません。残る被告の公判でも、役割や指示関係を丁寧に明らかにし、被害者参加制度などを通じて遺族の声が置き去りにされない対応が必要です。再発防止には、暴力を見聞きした若者が相談・通報しやすい仕組みと、学校や地域で集団心理の危険を教える取り組みも求められるでしょう。

