
クロマグロ25%増でトロ580円が480円に値下がるかも?漁獲枠が増えても値札まで下がるとは限らない。
太平洋クロマグロの資源量が回復したことを受け、日本を含む中西部太平洋側で、30キロ以上の大型魚の漁獲枠を2027年から25%増やすことで関係国が合意しました。
専門家は、供給が増えれば中トロや大トロが買いやすくなる可能性があり、1皿580円が480円になる程度の値下がりを例示しました。ただし、赤身全体が大きく値下がりする可能性は低いとしています。
会議の結果、中⻄部太平洋エリアで獲れる大型マグロの漁獲枠を、2027年から25%増やすことで合意。
「一皿580円の皿が480円になるとか、そんなレベルですね」
漁獲枠が25%増えたからといって、店頭価格も25%下がるほど話は単純ではありません。燃料費、人件費、加工費、物流費が上がる中、増えた供給がどこまで消費者価格へ届くかは別問題です。それでも、資源が回復し、網にかかったクロマグロを放流するため他の魚まで逃がしていた状況を改善できるのは大きな前進でしょう。一方で、獲れるから枠を広げ続ければ、せっかく回復した資源を再び減らしかねません。必要なのは安売りの期待だけでなく、科学的な資源評価に応じて枠を増減させ、配分や流通価格も見える形にすることです。「トロが100円安くなるか」だけを見出しにすると、漁業者の負担も生態系も消えてしまいます。安定供給と資源保護を両立させてこそ、本当にお得な合意です。
