青森みちのく銀行、岩手銀行、秋田銀行の3行が経営統合に向けた協議を始めることが分かりました。実現すれば連結総資産は約13兆円となり、東北地方で最大規模の銀行グループになる見通しです。規模を広げ、競争力を強める狙いがあります。
「3行が経営統合に向けた協議を始める」
「連結総資産が13兆円に達する見込み」
東北3地銀の統合協議は、規模の競争に勝つためだけでなく、地域で銀行の役割を保てるかで評価したいところです。13兆円の総資産は大きな見出しになりますが、預金者や地元企業が日々触れるのは支店、ATM、融資の相談窓口です。統合の結果そこが遠くなれば、数字上の「地域最大」は利用者にはあまりうれしくありません。
一方、システム投資や専門人材を各行が別々に抱える負担を減らせるなら、広域で企業を支える力につながる可能性もあります。協議は始まる段階で、店舗やサービスの変更が決まったわけではありません。だからこそ3行には、効率化で何を減らし、地域への融資と相談で何を厚くするのかを早めに示してほしい。銀行の都合で作る大きな箱ではなく、使う人に利益が返る統合であってほしいものです。

