
クールジャパン機構、廃止へ。赤字は巨額、責任は行方不明。さすがジャパン。
経済産業省が、巨額の累積赤字を抱える官民ファンド「クールジャパン機構」を廃止する方向で調整に入りました。
来年度の財政投融資計画に関する概算要求は見送る方針で、廃止すれば国が拠出した資金の一部を回収できない可能性があります。
経済産業省が廃止の方向で調整に入ったことがわかった。
廃止すれば、国が拠出した資金の一部が回収できなくなる可能性がある。
結論から言えば、廃止の判断そのものより、巨額赤字を抱えるまで止められなかった過程を公開できるかが本丸です。海外展開への投資には失敗があり得ますし、すべての案件に黒字を求めれば挑戦は生まれません。しかし、原資が国の資金である以上、投資時の審査、達成指標、追加出資、撤退基準を案件ごとに説明する義務があります。機構を閉じて損失だけを国民に残し、別の名称の支援事業へ移るなら、失敗から学んだことにはなりません。第三者が投資判断と監督体制を検証し、回収可能額、最終的な国民負担、意思決定者の記録を明らかにすべきです。必要なのは文化発信の看板ではなく、民間では負えないリスクをなぜ国が負うのかという筋の通った説明です。撤退を決めた今こそ、拍手ではなく決算書を見せる場面です。
