
竹中平蔵氏「二重構造を無くすため、正社員をなくせ。権利を奪う意図はない。」
竹中平蔵氏が「正社員をなくせ」との発言への批判に反論し、正規・非正規の二重構造をなくしたいのだと説明しました。自身のXと動画で主張し、正社員の権利だけを奪う意図ではないとしています。
竹中氏は解雇の乱用には反対する一方、紛争時の金銭解決ルールや、給付付き税額控除を含む安全網を提案しています。短時間勤務でも保険や賞与を受けられる仕組みにも言及しました。
「正規と非正規という二重構造そのものがおかしいわけで、つまり正規もなくせっていうことは非正規もなくせっていうことです」
竹中氏は「解雇を自由化してはいけません」「解雇の乱用はいけません」とも述べ、解雇規制そのものをなくす考えではないと説明した。
出典:竹中平蔵氏「正社員をなくせ」批判に反論 「正規もなくせということは非正規もなくせということ」(J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース
竹中氏の言う二重構造の解消は、非正規の待遇を上げる話なら理解できます。雇用形態によって保険や賞与、研修機会に不合理な差があるなら、そこは改めるべきです。ただ、「正社員をなくせ」という強い言葉だけが先行すれば、正社員の保護を削って全員を不安定にする話に聞こえるのも無理はありません。
解雇の乱用は認めないと言う一方で金銭解決を提案するなら、誰がどの条件で解雇され、いくら受け取れ、次の仕事までどう生活を守るのかを具体的に示してほしいです。企業の都合だけで決まる制度では困ります。名称を消しても賃金や契約期間の差は消えません。先に非正規側の待遇改善と安全網を実現し、その成果を見せてから制度の名前を論じるべきでしょう。
