キオクシアホールディングスの株価は7月29日、一時前日比15%安の3万7650円まで下落し、終値は3万8380円となりました。6月22日の上場来高値11万2700円から1カ月ほどで7割弱下げ、7月には2度のストップ安を記録しています。
記事は、米国の特許侵害訴訟で約2億2900万ドルの暫定賠償評決が出たこと、世界的な半導体株売り、中国メモリ勢の台頭、大株主ベインキャピタルの全株売却などが重なったと分析しています。AI向けメモリの実需は残る一方、増産による供給過剰とメモリ価格の下落が今後の焦点です。
「AIバブル崩壊の始まり」と一言で片づけるのは早計
「業績期待の切り下げ」
出典:キオクシア、1カ月で株価が3分の1に下落 世界的な半導体売り、今日の決算はどうなる?(ITmedia ビジネスオンライン) – Yahoo!ニュース
結論として、キオクシア株の急落をAI需要の終わり、または必ず戻る買い場と決めつけず、業績と需給を別々に確認すべきです。株価は半年足らずで約10倍に上昇した後、最高値から7割弱下落しており、通常より極端な値動きです。特許訴訟、世界的な半導体株売り、大株主の全株売却、信用取引の整理が重なれば、好決算でも株価が下がることがあります。一方、AI向けメモリ需要が存在しても、各社の増産や中国勢の参入で供給過剰になれば、メモリ価格と利益率は低下します。投資判断では、決算の利益額だけでなく、販売単価、在庫、設備投資、会社予想、訴訟の進展を継続して確認する必要があります。短期の反発を前提に借入や信用取引で集中投資せず、損失許容額と保有期間を先に決め、分散を崩さないことが重要です。

