中国で、白菜類の鮮度を保つ目的でホルムアルデヒドが使われた疑いが浮上し、当局が調査を始めました。河北省では、野菜を溶液に浸してからトラックへ積む様子を撮影した動画が確認されたと報じられています。
中国では食品への使用が禁止されており、当局は関係者への法的措置と全国市場での抜き打ち検査を表明しています。問題の広がりや対象野菜の流通先は、なお確認が必要です。
ホルムアルデヒドを食品の鮮度保持に使うことは、中国で厳しく禁止されている。
全国の市場で抜き打ち検査を実施する
結論は単純で、産地への印象論ではなく、使用の有無と流通経路を検査結果で切り分けるべきです。疑惑が事実なら厳格な処分は当然ですが、一部の違反疑惑から中国産野菜全体を危険と決めつけても、問題のロットを見つける精度は上がりません。中国当局には、採取した検体数、地域、検出濃度、出荷先を一覧で公表し、回収対象があるなら速やかに示す責任があります。日本側も輸入実績や検疫・残留物質検査の状況を確認し、必要なら対象を絞った検査強化を行うべきです。ホルムアルデヒドは曝露量や経路で健康影響の評価が変わるため、見出しだけで過度な恐怖を広げるのも適切ではありません。消費者が知りたいのは国籍の話ではなく、手元の商品が安全かどうかです。追跡可能性と検査データを出すことが、風評と実害の両方を抑える近道です。

