福井市内のスーパーで、ハナエチゼンの新米10キロが5480円となり、前年より約3割、2400円値下がりしました。一方、JAが農家へ前払いする内金は60キロ1万6000円で、前年より1万2000円下落しています。
国が示す生産コスト指標は60キロ2万535円で、内金はこれを下回ります。取材を受けた農家は2年前に1500万円のコンバインを購入しましたが、価格の乱高下で次の機械更新を計画できないと訴えています。
新米が10キロ5480円と、去年から約3割、額にして2400円値を下げていたのだ。
今年の「内金」は、60キロあたり1万6000円。去年よりも1万2000円下落した。
今年の生産コスト指標は60キロあたり2万535円
出典:生産コスト上昇に“見合わない”コメの値下がり 農家は苦悩「国は何もしない」 大型機械の更新計画も立てられず(FNNプライムオンライン) – Yahoo!ニュース
消費者が買える価格と、農家が続けられる手取りを両立させる仕組みが必要です。昨年の高値から3割下がれば家計には朗報ですが、その高値を基準に支援を決めるだけでは、価格上昇の再来を招きます。一方、60キロ1万6000円の内金が生産コスト指標2万535円を下回り、1500万円の機械更新も読めない状態では、担い手不足がさらに進みます。所得を無条件に補償するのではなく、規模や効率化への努力を踏まえた生産支援、機械の共同利用、長期契約、収入保険を組み合わせるべきでしょう。JAや卸の経費とマージンも開示し、店頭価格のうち農家へ届く割合を見える化する必要があります。「市場が決める」で放置しつつ、足りなくなったら増産を求めるのは無理筋です。乱高下を和らげるルールを先に整えることが食料安全保障になります。

