
「辞めます、でも今すぐとは言ってない」福岡県議会トップの“しかるべき時”が便利すぎる
福岡県議会の蔵内勇夫議長が、自民党県議団の議員総会で議長職を辞任する意向を示しました。ただし、辞任時期は明言せず「しかるべき時」としています。
同日の臨時会では、蔵内氏に対する辞職勧告決議案の採決中止を求める動議が賛成多数で可決されていました。
福岡県議会の蔵内勇夫議長がきょうの自民党県議団の議員総会で議長職を辞任する意向を表明したことがわかりました。
時期については「しかるべき時」と述べたとみられます。
結論から言えば、議長職の辞任表明だけで幕引きにしてはいけません。「しかるべき時」という期限のない言葉は、責任を取る宣言というより、辞め方まで自分で握るための猶予に見えます。しかも議長を退くことと、議員として残ることは別問題です。求められているのは潔さの演出ではなく、金銭授受疑惑や高額な海外活動、ワンヘルス関連事業を含む意思決定の検証です。採決中止に賛成した議員も、なぜ住民の前で賛否を示さなかったのか説明すべきでしょう。第三者による調査、支出資料の公開、議長辞任後も残り得る影響力の点検まで進めて初めて一区切りです。人が替わっただけで仕組みが同じなら、次の「ドン」を待つ議会になるだけです。県民が確認したいのは退場の時期ではなく、県政が誰のために動いていたのか、その答えです。
