
百貨店のおせち、「推し活」と7500キロカロリー超で若者狙い。おせちどか食い気絶部。
百貨店各社のおせち商戦では、「推し活」やカロリーを気にせず楽しむ「ギルティ消費」を取り入れ、若年層を呼び込む商品が登場しています。各社は8月中旬から2027年正月向けの予約を順次始めました。
百貨店のおせちは、スーパー戦隊をテーマにした2万6460円の商品や、肉類を中心に約6人前、7500キロカロリー超の3万6720円の商品などが並びます。2027年の市場規模は前年比1%増の867億円と予想されています。
各社は「推し活」や、カロリーを気にせず食べて満足感を得る「ギルティ消費」など近年の流行を取り入れた商品を展開。
計7500キロカロリー超と若い男性でも満腹になるボリュームを目指した。
百貨店のおせちが「伝統を守る」より「開けた瞬間に映える」へ向かうのは、若者のせいではありません。数万円を払っても家族が食べない料理が残るなら、好きな肉や海鮮、温かい料理を選ぶのは合理的です。スーパー戦隊や7500キロカロリー超は話題になりますが、流行語を貼っただけでは、一度写真を撮って終わる高額商品になりかねません。
百貨店のおせちには、調理の手間を減らし、正月らしい特別感を一箱で届ける強みがあります。伝統料理も時代ごとに姿を変えてきた以上、肉中心やキャラクター商品を邪道と切り捨てる必要はないでしょう。ただし若者獲得を本気で狙うなら、巨大な一段重だけでなく、少人数向け、好きな品だけを選べる構成、価格を抑えた小箱も必要です。「ギルティ」と煽って量を盛るより、食べ切れて満足できることのほうが、いまの贅沢に合っています。
