
鳥貴族、全品410円へ値上げ。「安い居酒屋」の看板が20円ずつ重くなる
鳥貴族が、全品390円の均一価格を10月1日から410円へ引き上げると発表しました。鶏肉や野菜などの原材料費、人件費の上昇が理由です。
鳥貴族の食べ飲み放題プラン「トリキ晩餐会」も3900円から4100円となり、2025年5月の値上げから約1年5カ月で再び価格が変わります。
全品390円で提供していた均一価格を10月1日から410円に値上げすると発表した。
鶏肉や野菜などの原材料費高騰や人件費の負担増などが理由としている。
「トリキ晩餐会」も3900円から4100円に引き上げる。
鳥貴族の20円値上げは、原材料と人件費が上がるなかでは理解できます。1986年の250円均一から見れば、40年で410円はむしろ抑えてきたともいえます。安さを維持するために量や品質、働く人の賃金を削るより、価格へ正直に反映する方が健全です。
ただし均一価格は、数字が分かりやすいぶん割高感も一斉に表へ出ます。串物なら納得できても、小鉢や軽い一品まで410円となれば、客は他店や家飲みと比べます。昔の280円時代を知る層には、20円ではなく累積130円の値上げに見えるでしょう。
鳥貴族に必要なのは「まだ安い」と説明することではなく、410円でもまた頼みたい品質を全店でそろえることです。安さの看板が薄くなった後に残るのは、串の大きさと焼き加減と接客。値上げの成否はそこに出ます。
