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中部電力、データ不正問題で社長・会長が辞任へ。首を替えれば正しくなるのか。


中部電力、データ不正問題で社長・会長が辞任へ。首を替えれば正しくなるのか。

中部電力の林欣吾社長と勝野哲会長が、浜岡原発のデータ不正を受けて辞任する見通しとなりました。林社長はガバナンス不全の責任を取る方向で調整し、勝野会長も周囲に辞任の意向を示したと報じられています。

問題となったのは、浜岡原発3、4号機の再稼働に向けた原子力規制委員会の審査に関係するデータを意図的に選定したことなどです。林氏は2020年から社長、勝野氏は2020年から会長を務めていました。

浜岡原発3、4号機(静岡県御前崎市)の再稼働に向けた原子力規制委員会の審査で、関係するデータを意図的に選定したことなどを受け、中部電力の林欣吾社長(65)がガバナンス不全の責任を取って辞任する方向で調整していることが関係者への取材で判明した。

勝野哲会長(72)も周囲に辞任する意向を示しているという。

林氏は販売や経営戦略本部で勤務し、2020年から社長。24年からは電気事業連合会会長を務めたが、浜岡原発での不正発覚後の26年1月に辞任した。

出典:中部電の林社長と勝野会長が辞任の見通し データ不正受け(毎日新聞) – Yahoo!ニュース

中部電力のトップ2人が辞めても、データが勝手に選別された理由までは消えません。原発の審査は安全性への信頼が前提ですから、担当者の逸脱で済ませず、誰が何を知り、どの段階で止められたのかを時系列で示す必要があります。

中部電力に今求められるのは、辞任会見の深々としたお辞儀より、独立性のある調査と検証可能な報告です。社内の異論が上まで届いたのか、審査を通す圧力がなかったのか、チェック部門がなぜ機能しなかったのか。そこを曖昧にしたまま新体制を掲げても看板の交換にしか見えません。

再稼働の賛否とは別に、審査資料を正しく出すことは最低条件です。責任追及を感情論や憶測に寄せず、事実と仕組みの両面から再発防止策を公開していただきたいところです。信用は人事発表では戻らず、説明を積み重ねて初めて戻ります。

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