純ガソリン車が新車の選択肢から次々と消え、ハイブリッド車中心の市場へ移っています。2026年上半期に国内で売れた乗用車の約45%は、マイルドハイブリッドを含むハイブリッド車でした。
純ガソリン車の縮小を促す一因が、2030年度の企業別平均燃費基準です。一方、車種や走行距離によっては高い車両価格を燃料代の差だけで回収しにくく、小型で軽い車ならハイブリッド機構なしでも基準を超える例があると記事は指摘しています。
2026年上半期(1〜6月)に国内で新車販売された乗用車の内、約45%がハイブリッド(マイルドハイブリッドを含む)であった。
69万円の正味価格差をハイブリッドが燃料代の節約で取り戻せるのは、11万kmを走った頃だ。
それなのに、なぜガソリン車は次々と廃止されるのか。有力な理由のひとつが2030年度企業別平均燃費基準だ。
アルトのように小さくて軽く、空間効率の優れた軽自動車や小型車であれば、高コストなハイブリッドに頼らなくても燃費の優れた車種を開発できる。
出典:新車はハイブリッドばかり…なぜ純ガソリン車は次々と廃止されるのか? その裏にある「2030年問題」とメーカーの思惑(東洋経済オンライン) – Yahoo!ニュース
純ガソリン車の退場で困るのは、毎日長距離を走って燃料代の差を回収できる人より、買い物や送迎が中心の低走行ユーザーです。燃費が良いという一枚看板だけで高い車両価格まで正当化されると、環境対策の請求書だけが先に家計へ届きます。
純ガソリン車かハイブリッド車かは、年間走行距離、寒冷地での使用、整備費、将来の電池交換まで含めて決める話です。新車時の燃費だけではなく、製造から廃棄までの負荷と総費用を同じ物差しで開示しなければ、「エコ」は売り文句のままでしょう。
メーカーにも規制対応が必要なのは分かりますが、装備を盛った高価格車へ誘導するだけでは選択肢を守ったことになりません。軽くて単純で手頃な車を磨く道も残っています。技術の進歩を理由に、安く移動する自由まで静かに廃止しないでいただきたいものです。

