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NHK朝ドラ『風、薫る』のシマケン、スベる。


NHK朝ドラ『風、薫る』のシマケン、スベる。

NHK朝ドラ『風、薫る』で、ヒロイン・りんの相手役候補だったシマケンこと島田健次郎が十分な支持を得られなかった理由を、朝ドラの男性像の変化から分析した記事です。

しかし、今回のシマケンという役は、視聴者からの熱狂的な支持が集まりにくかった。

「有害な男性性」とされる要素は徹底的に排除され、主人公の意思決定にもほとんど干渉しない。しかしその結果、主人公との精神的な結びつきまで希薄になってしまった。

「誰と結ばれるのか」という、旧来人気であった恋愛ドラマ要素を中途半端に残してしまったこと、さらには朝ドラには珍しいふたりの主人公(バディもの)としてそれだけでも物語の要素が過密だったことが、シマケンというキャラクターの深化を阻んでしまった。

出典:「必要だった?」と無情な声も…NHK『風、薫る』ヒロインの相手役「シマケン」が、いまいちブレイクし切れなかったワケ(東洋経済オンライン) – Yahoo!ニュース

『風、薫る』のシマケンが響かなかった理由を、視聴者が恋愛を求めなくなったからだけで片づけるのは無理があります。恋愛の成就がゴールでなくても、相手役が自分の仕事や価値観を持ち、主人公とぶつかりながら関係を深めれば物語は動きます。シマケンは干渉しない優しさを与えられた一方、何を目指し、なぜりんでなければならないのかを示す場面が薄く、終盤の病気まで役割が定まりませんでした。

これは演じた佐野晶哉さん個人の人気や好感度より、脚本と時間配分の問題が大きいでしょう。女性の自立、看護の黎明期、二人のヒロイン、複数の恋愛候補を半年に詰め込み、どれも深掘りできなければ相手役は飾りになります。一方、穏やかな距離感を好意的に受け取った視聴者もいます。朝ドラに恋愛が必要かではなく、登場人物を出すなら人生を描き切る覚悟があるかが問われています。

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