
大阪メトロ、2031年度めどに磁気切符廃止。スマホ必須と早合点する前に、これ単なる「紙のQR券」です。
大阪メトロは2031年度をめどに磁気切符を廃止し、QRコードを印刷した紙の乗車券へ切り替える方針です。切符の詰まりや複雑な改札機の保守費用、磁性体を含む紙のリサイクル問題を減らす狙いがあります。
大阪メトロはすでに全駅へスマートフォンのQRコードに対応する改札機を設置しています。今後は磁気券対応機をQR対応機へ置き換え、全134駅への顔認証改札機の設置も進める計画です。
大阪メトロは2031年度をめどに磁気切符を廃止する方針を固めた。磁気切符は、改札機に詰まりやすく、機器の管理などに人手や費用がかさむため、磁気切符対応の改札機をQRコード対応機に置き換える。
磁気切符に代わり、QRコードを印刷した乗車券を駅で発行することを検討する。
磁気切符は金属を含むためにリサイクルが難しく、対応する改札機の構造も複雑だ。QR対応機への切り替えにより、省人化やコスト削減を図る。
出典:大阪メトロ、2031年度をめどに磁気切符を廃止…QRコードに切り替え(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース
大阪メトロのQR化は、紙の切符までなくす話ではありません。磁気面を読み取る複雑な改札機を、QRコードを印刷した紙券に対応する機器へ替える計画です。それなのに「スマホがない人は乗れない」と話が飛ぶのは、QRという言葉だけで中身を読んでいないからでしょう。
とはいえ、鉄道会社がコストを下げるだけで満足してはいけません。改札は数秒の遅れでも朝夕の人波を止めます。読み取り速度、他社線との連絡券、乗り越し精算、外国人や高齢者への案内まで、現場で詰まらない設計が必要です。磁気切符の技術が消える寂しさはありますが、詰まりや保守費、リサイクルの難しさを減らせるなら移行自体は合理的かと。2031年度まで時間はあります。顔認証ゲートのように「設置したけど使われない」設備にせず、利用者の一歩目から検証すべきです。
