
CIA長官がモスクワへ電撃訪問 「ロシアは勝てない」通告報道、和平カードの裏に米中間選挙。
CIAのジョン・ラトクリフ長官が8月25日にモスクワを訪れ、プーチン大統領の側近らへウクライナ侵攻の停止と和平交渉への移行を求めたと東洋経済オンラインが報じた。
CIA長官は、ロシアが応じなければ米国がウクライナへの本格的な軍事支援を行うと通告したとされる。記事はトランプ政権の姿勢変化に11月の米中間選挙も影響したと分析している。
「モスクワを8月25日に電撃訪問した米中央情報局(CIA)のジョン・ラトクリフ長官がロシアのウラジーミル・プーチン大統領の側近らに対し、ウクライナによる長距離ドローン攻撃拡大などにより、ロシアが戦争に勝つのは不可能であり、侵攻をやめてウクライナとの和平交渉に応じるよう求めたからだ。」
「ラトクリフ長官は、プーチン大統領がこれに応じなければ、アメリカはウクライナへの本格的な軍事支援を行うとの通告も行った。」
「今回、ラトクリフ長官がロシア側に対し、侵攻について「暗い見通し」を伝え、状況がさらに悪化する前に和平を実現するよう呼び掛けたことは当初、米有力紙ニューヨーク・タイムズ紙が最初に報じ、これを基に筆者が追加取材し、同長官の発言内容がより詳しく判明した。」
出典:【特報】「ロシアは勝てない」…CIA長官がモスクワ電撃訪問でプーチンに突きつけた〈侵攻停止〉と〈和平交渉開始〉(東洋経済オンライン) – Yahoo!ニュース
CIA長官のモスクワ訪問報道は、和平への突破口と飛びつくより、誰が何を確認した情報なのかを慎重に切り分けて読むべきだ。記事はニューヨーク・タイムズの報道と筆者の追加取材を基にしており、米露双方の公式な合意文書が示されたわけではない。それでも、侵攻を止めなければ米国が軍事支援を強めるという通告が事実なら、交渉の形を取りながら圧力を上げる重大な転換である。停戦は目的ではなく、民間人の犠牲を止め、再侵攻を防ぐ検証と安全保障まで伴って初めて意味を持つ。11月の米中間選挙が政権判断に影響するとの分析もあるが、国内政治の都合で支援や圧力が揺れれば、当事国は長期の約束を信じられない。「ロシアは勝てない」という見出しの強さに酔うほど戦争は単純ではない。成果は訪問の派手さではなく、攻撃が実際に減り、検証可能な交渉が始まるかで測るべきだ。
