テレビ朝日は27日の定例会見で、22日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」で玉川徹氏が路上生活者をめぐって述べた発言を謝罪した。番組では薄毛を取り上げた際、生活環境について決めつける表現があった。
玉川氏は番組中、発言の約30分後に謝罪した。テレビ朝日の社長も差別や偏見を助長しかねない不適切な発言だったと認め、放送当日に番組責任者を含めて厳重注意したと説明した。
番組の約30分後に玉川氏は「先ほど私の発言で、ホームレスの方々に対して大変不適切な表現がありました。反省しております。深くおわび申し上げます。すみませんでした」と謝罪した。
「放送当日に番組責任者を含めて厳重に注意」したといい、「深く反省しております」と様子を伝えた。
出典:テレ朝 玉川徹氏のホームレス巡る不適切発言を謝罪「差別や偏見を助長しかねない不適切な発言」(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
玉川氏の発言で問われるのは、路上で暮らす人を一括りにして笑いの材料にした点です。薄毛と生活習慣の関係を語るために、本人たちの暮らしを根拠なく「汚い」と決めつける必要はありません。住まいを失う事情は人それぞれで、番組がその人たちへの偏見を広げるのは避けるべきです。
放送中に本人が謝罪したことと、局が改めて誤りを認めたことは必要な対応でしょう。ただ、謝罪の速さだけで済ませず、どうしてその例えが口から出て、番組内でどう扱われたかまで点検してほしい。個人への処分だけを重くしても、似た発言を生む番組の空気が残れば繰り返します。
テレビ朝日には、発言が当事者へ与える影響を番組内でも説明し、制作側のチェックや出演者との共有を具体化してほしいところです。厳重注意をしたという報告より、次に同じ決めつけを流さない仕組みが必要です。

