
松井秀喜監督への挨拶で帽子を取らない2選手 礼儀より先に決めつけが飛び交う
巨人の松井秀喜新監督が選手と挨拶する球団公式の映像をめぐり、帽子を取らずに握手したように見える2選手の振る舞いが議論になっている。記事は大城卓三、高梨雄平とみられると伝えるが、短い映像だけで当人の意図までは分からない。
礼儀を重んじる声がある一方、緊張や偶然を理由に擁護する声もある。映像に写った一場面が、そのまま人物評に広がっている。
松井氏は、自ら帽子を脱ぎ、順番に声をかけた。
球団公式は全員との挨拶シーンを投稿したわけではないが、たまたまそこに映されていた2人に対して厳しい意見が見られた。
監督への初対面で帽子を取るのが望ましい、という指摘自体は分かる。しかも松井監督は先に脱帽しているのだから、見ていて引っかかる人がいるのも自然だ。ただ、映像を数秒見ただけで「監督を軽んじている」「人間性に問題がある」とまで話を進めるのは早すぎる。どんな順番で挨拶があり、撮影前後に何があったのかは映っていない。
本当に球団として直すべき作法なら、現場で一言伝えれば済む話だろう。本人に説明の機会もないまま、ネット上で礼儀の裁判を始めても、チームの強さにはつながらない。新監督の始動に注目が集まるのは当然だが、選手を評価する材料は帽子の一瞬だけではない。挨拶の後にどう練習し、どう試合で応えるのか。そちらを見てから判断しても遅くないはずだ。
