小野田紀美経済安全保障担当相をめぐり、2022年参院選で届け出た岡山市内の事務所以外に、瀬戸内市内の拠点が選挙事務所として使われていたのではないかとの疑惑が報じられました。
小野田氏の選挙運動費用収支報告書には、公示翌日に瀬戸内市の会社へ「事務所賃料」6万1275円を支出した記載があります。一方、小野田氏の事務所は、当該拠点が選挙事務所だった事実はないと回答しています。
参院選の岡山県選挙区で設置できる選挙事務所は候補者1人につき1カ所まで。
公示日翌日の同年6月23日に「事務所賃料」として瀬戸内市内のA社に61,275円を支出している。
当該事務所が選挙事務所だったという事実はございません。
出典:【公選法違反の疑い】小野田紀美経済安保相が“ヤミ選挙事務所”を作っていた《現役市議が証言》(文春オンライン) – Yahoo!ニュース
小野田紀美氏の疑惑で問われているのは、瀬戸内市の拠点が法律上の「選挙事務所」に当たるかどうかです。現時点では報道による疑いであり、違法と断定する段階ではありません。ただ、収支報告書に事務所賃料があり、出陣式を示す発信や現職市議の証言まで示された以上、「事実はない」の一文だけでは疑問は消えにくいでしょう。何の目的で借り、誰が常駐し、選挙カーの運行やはがきの作業をどこで行ったのかを資料とともに説明すれば済む話です。支持者は即座に陰謀論へ逃げず、批判側も有罪扱いを急ぐべきではありません。法の線引きを曖昧にしたまま肩書の強さで押し切る姿勢こそ、選挙への信頼を静かに削ります。説明を尽くすことが最短の火消しでしょう。

