MENU

第2青函トンネルに1兆円構想 物流強化は分かるが、掘った後の維持費は?


第2青函トンネルに1兆円構想 物流強化は分かるが、掘った後の維持費は?

首相が国土交通相に第2青函トンネル構想の具体化を指示したと共同通信が報じた。日本プロジェクト産業協議会の案は、現在の青函トンネル近くに約31キロの新トンネルを整備し、自動運転車用の道路と鉄道貨物の線路を通すものだ。

建設費は1兆円規模と見込まれ、実現はまだ不透明。既存トンネルでは貨物列車との共用により、北海道新幹線の通常速度に制限がある。

1兆円規模と見込まれる建設費など課題が多く、実現性は不透明だ。

JAPICの構想は、現在の青函トンネルの近くに全長約31キロで整備し、自動運転車専用の道路と鉄道貨物用の線路を設ける内容だ。

出典:「第2青函トンネル」構想浮上 首相、国交相に具体化指示(共同通信) – Yahoo!ニュース

北海道との物流を強くし、現トンネルの負担を減らす狙いは理解できる。海を隔てた一本の大動脈に頼り続けることにも不安はある。ただ「もう一本掘れば解決」という話にしてしまうには、1兆円は重い。工事費だけでなく、完成後の保守、利用量、災害時の復旧まで含めた数字を出してほしい。構想が具体化したことと、建設が決まったことは別だ。

鉄道貨物の輸送力をどれだけ増やせるのか、新幹線の速度制限にどこまで効くのかも見極めたい。船便の強化や既存設備の改良など、比較する選択肢はある。巨大事業は完成した姿の絵が先に広まりやすいが、負担を引き受ける側に必要なのは絵より計算書だ。費用に見合う便益を示せないまま、夢のトンネルとして走り出さないでほしい。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

0 0 votes
Article Rating
Subscribe
Notify of

0 Comments
Oldest
Newest Most Voted
目次