
7人犠牲のイオン爆発、マニュアルの外の行動。緊急時にマニュアルがなんで役に立つと思ったか。
イオンモール熊本の爆発事故では、いったん避難した後に建物内へ戻った従業員らが犠牲となった。イオンの防災マニュアルには、避難後は館内へ戻らないとの規定があった。
一方、現場では貴重品を取りに戻れるとの案内を聞いたという証言もある。イオン側は再入館を認める館内放送を否定しつつ、混乱の中で運用が徹底されなかった可能性を認め、調査委員会で検証する方針だ。
イオンのマニュアルには、「一旦避難した者は館内に入らない」と記載されている
「従業員の方で中に貴重品が残っている方のみ中に入って大丈夫です」
「運用が徹底できていなかった可能性はございます」
出典:イオンモール爆発事故「避難後は戻らない」マニュアル機能せず 「貴重品OK」と許可か 現場で混乱【news LOG】(日テレNEWS NNN) – Yahoo!ニュース
マニュアルに「戻らない」と書いてあっても、車の鍵も薬もスマホも建物内、外は35度、帰宅手段もない――それで人が完全に戻らないと期待するのは机上の安全管理だ。もちろん爆発を予見できたかは調査を待つべきで、現場の従業員を後知恵で責めてはいけない。問われるのは、避難後の待機場所、飲料、トイレ、連絡手段、帰宅支援まで一体で準備していたかである。貴重品を取りに戻れるとの案内が本当にあったのか、誰が許可したのかも曖昧なままだ。ルールは掲示物ではなく、混乱時にも一つの指示として届いて初めて機能する。7人の犠牲を「徹底不足」の四文字で閉じず、再入館を必要にさせた仕組みそのものまで検証してほしい。再発防止はそこからだ。
