天丼てんやの国内直営既存店で、2026年8月の客数が前年同月比9.4%減、9月は10.9%減となりました。かつて500円だった定番の天丼に近い「元祖てんやの天丼」は、6月から730円で販売されています。
てんやは両月とも客単価が約8%上がったものの、売上高は前年を下回りました。記事は原材料費の上昇や、ワンコイン時代の印象が強いブランドならではの難しさを指摘しています。
26年8月、客数が前年同月の90.6%、同年9月は89.1%に落ち込んだ。
両月とも客単価は約8%上昇したものの、売上高は8月が2.0%減、9月が3.8%減だった。
26年6月から「元祖てんやの天丼」が730円で販売されている。
出典:500円だった天丼が730円…「てんや」深刻な客離れ 「庶民の味方」も値上げ続いて2か月連続で客数約1割減(J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース
てんやの客数減を、値上げだけのせいと決めつけるのは早いと思います。客数と売上高の数字は事実ですが、店ごとの立地や競合、利用習慣も影響するはずです。ただ、500円の天丼を覚えている人に730円を払ってもらうには、「仕方ない値上げ」だけでは足りません。原材料費や人件費が上がる中、昔の価格に戻せと言うのも無理があります。
問題は、価格を上げた分の満足感を客が感じられるかです。普段の昼食なら、数百円の差でも来店回数を減らす理由になります。一方で、安さだけを守ろうとして具材やサービスを削れば、さらに離れる客もいるでしょう。てんやには、看板の天丼の価値を磨くのか、手頃な入口商品を作るのか、方針をはっきりさせてほしいです。客が減るたびに単価で埋めるやり方には限界があります。

