
佐川急便で最大5323万件が流出の可能性 荷物の送り主まで巻き込む情報管理の怖さ
佐川急便の「お荷物問い合わせサービス」が不正アクセスを受け、送り状に記載された依頼主や届け先の氏名・住所など、最大約5323万件の個人情報が流出した可能性があると発表された。
対象には6月から9月の送り状情報が含まれる。件数には重複があり、5323万人を意味するわけではない。サービスは安全確認後に再開したという。
流出した可能性のある個人情報が最大でおよそ5323万件にのぼると発表しました。
重複があるため実際の人数を示すものではないとしています。
佐川急便の件は「会員登録した人だけが注意すればいい」とは言えない。送り状には、送った人と受け取る人の両方の情報が載る。ネット通販を使った覚えがない人も、贈り物や仕事の荷物で対象になり得るのが厄介だ。利用者が自分で管理できない情報だからこそ、会社側には具体的な説明が求められる。
ただし、最大5323万件は流出したと確定した人数ではない。重複を含む件数と実際の影響範囲を混同して煽っても、必要な注意は伝わりにくい。どの期間のどの情報が対象で、本人が何を確認すべきかを、更新しながら知らせてほしい。
住所と氏名が絡む以上、心配なのは荷物を装った連絡だ。不審な配送通知のリンクは開かず、確認は公式の案内から行うのが無難だろう。サービス再開で一件落着ではなく、調査結果と再発防止策を示して初めて、利用者は状況を判断できる。
