夫婦間で性行為を望めない時、無理に応じれば痛みや嫌悪、EDなどにつながり得ます。カウンセラーは行為をゴールにせず、互いの本音と日常の不満を話す必要性を説いています。
「必ずしもセックスがゴールになる夫婦ばかりではありません。」
「大切な人が嫌がることはしない」
「何が嫌なのか」「どこまでならできるのか」
夫婦のセックスレスは、拒む側を治せば解決する病気ではありません。望まない行為に応じる義務はなく、同意は婚姻届で永久に発行される通行証でもない。痛みや恐怖があるなら、まず止めるのが当然です。ここを曖昧にした歩み寄りは、ただの我慢の延長になります。
一方で、求めて断られ続ける側の喪失感も「性欲だから」で雑に処理できません。愛情や自己肯定感と結びついている人もいます。行為を強いる権利はなくても、関係を続ける条件について話す権利は双方にある。沈黙したまま片方だけが耐える形は長続きしません。
必要なのは回数のノルマではなく、触れ合いの範囲、医療相談、別室や別居、離婚を含む選択肢を感情が爆発する前に並べることです。二人で話せないなら第三者を入れる。セックスを夫婦の義務にも、どうでもいい付属品にもせず、合意できる関係の形を探すしかありません。

