
コメ余りで農家に買い手なし、価格乱高下。農家って儲からないんだよね。
福井市で早生品種「ハナエチゼン」の収穫が始まりましたが、昨年は農家に集荷業者のトラックが並んだのに対し、今年は買い取りの申し出がない状況だといいます。農家の収入の目安となるJAの概算金も、収穫開始時点で示されていません。
JA福井県によると、前年産米の約3分の1が卸売業者へ引き渡されないまま倉庫に残っています。値上がりによる消費減で流通在庫が積み上がり、JAは概算金を決めかねています。
「去年はね、コメの買い出し業者が『うちに来い、うちに来い』と言って、6台ぐらいトラックが並んどったんや。今年は1台も来ない。コメを売ってくれと1社も言うてこない」
JA福井県によると、去年収穫したコメの約3分の1が、卸売業者に引き渡されないまま倉庫に残っているという。
需要と供給のバランスが急速に変化した結果、流通の現場で在庫が積み上がっているのだ。
出典:「高市総理には愛想尽かした」コメ余りに農家が悲鳴 売値は生産原価の半分以下に…肥料代や燃料代は高騰「今年でやめる」農家も(FNNプライムオンライン) – Yahoo!ニュース
昨年の不足と高騰から一転して買い手が消える状況は、農家にも消費者にも不健全です。高値が続けば米離れが進み、急落すれば肥料、燃料、農機の費用を負担する生産者が離農し、次の不足を招きます。ただし、すべての農家を同じ方法で支えるだけでは、規模や地域による生産コストの差が見えず、構造改革も進みません。必要なのは、流通在庫と取引価格の透明化、収入保険の周知、平地での農地集約やスマート農業への投資、中山間地など条件不利地域への別枠支援です。農家には経営改善を求めつつ、主食の生産基盤を市場の乱高下だけに委ねない仕組みが要ります。政府とJAは、概算金の根拠、在庫の販売計画、需給見通しを早く示し、消費者が買える価格と持続可能な農家所得の両立を図るべきでしょう。
