
円が一時1ドル155円台前半へ急騰、追加の円買い介入観測。介入頼みでは物価高は解決しない。
東京外国為替市場で円相場が急上昇し、一時1ドル=155円台前半と、およそ3カ月ぶりの円高ドル安水準になりました。片山財務大臣が、7月31日に米財務省と協調して円買い介入を実施したと発表した後の動きです。
片山財務大臣は、さらなる協調介入もためらわないと発言。市場では追加介入が実施されたとの観測が広がりましたが、記事は追加介入を確認したとはしていません。
東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=155円台前半に突入した。
片山財務大臣は、午前、「7月31日、アメリカ財務省と協調して円買い介入を実施した」と発表した。
市場では追加介入が行われたとの観測が広がっている。
出典:円が急騰 1ドル=155円台前半に一時突入 “追加介入が実施”と市場の観測 神経質な値動きから急上昇(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) – Yahoo!ニュース
日米協調介入は、投機的な円売りに「一方向へ賭ければ損をする」と警告する点で効果があります。ただし、追加介入は現時点で市場の観測であり、実施済みと断定してはいけません。また、為替介入は急変を抑える時間を買う政策で、日米金利差、日本企業の稼ぐ力、貿易構造といった円安の背景までは変えられません。円高が続けば輸入価格や燃料費の負担軽減が期待できますが、小売価格へ反映されるまで時間がかかり、輸出企業の収益や外貨資産には逆風にもなります。政府と日銀には、介入額や判断基準を可能な範囲で説明しつつ、賃上げ、生産性向上、エネルギー調達、金融政策を一体で進めることが必要です。短期の相場水準だけを成果とせず、家計の実質負担が下がったかで評価すべきでしょう。
