金剛地武志さんは、米中両軍が危機管理強化の覚書に早期署名する方針で一致したとの報道を受け、高市首相の外交を「失敗外交」と批判し、総辞職を求めました。
金剛地さんは、米中首脳会談後の文書に両国が第2次大戦で「同盟国」として戦ったとの記述が盛り込まれた点などを問題視しました。一方、同じ文書には米軍の前方展開がインド太平洋の安定を支えてきたとの記述もあり、米国が日米同盟を軽視したとまでは断定できません。
ミュージシャンで俳優の金剛地(こんごうち)武志が9月26日、自身のXを更新。高市早苗首相の外交を痛烈に批判し、波紋を呼んでいる。
《つまり世界の敵“高市Japan”な訳だ。こんな失敗外交見たことない。責任取って総辞職でしょ》とコメントしたのだ。
ただし同じ文書には、戦後の米軍の前方展開が「自由で開かれたインド太平洋」を維持してきたとの記述もある。米国が日本との同盟を軽視していると言い切れるかは、見方が分かれるところだ。
出典:「責任取って総辞職でしょ」金剛地武志、高市首相を猛批判…米中接近で「世界の敵」「失敗外交」とバッサリ(SmartFLASH) – Yahoo!ニュース
金剛地氏の発言は、米中が話したという一事から高市政権の総辞職まで一気に飛んでおり、さすがに結論が先走っています。米中が偶発的衝突を避ける窓口を作ることと、日本が「世界の敵」になることは同じではありません。政権批判は自由ですが、強い言葉ほど根拠の細さが目立ちます。
高市外交に検証が不要という話でもありません。トランプ政権は同盟より自国の取引を優先する場面があり、日本は米国任せでよいのか、対中関係をどう管理するのかを数字と成果で説明すべきです。ただ、外交は表に出ない交渉も多く、ニュース一本で勝敗を決めるのは雑でしょう。「総辞職」という見出し映えする大砲を撃つ前に、何が失敗し、どんな国益を失ったのかを示す方が批判として効くと思います。

