
ジャングリア沖縄、初決算173億円赤字 想定客の3分の1が消えた
ジャングリア沖縄の親会社JEHDは、開業後初の決算で約173億円の最終赤字となりました。初年度の来場者は想定150万人に対して100万人にとどまり、計画の前提から崩れています。
ジャパンエンターテイメントホールディングス(JEHD)の開業後初めてとなる決算が、約173億円の最終赤字となったことが分かった。
今年7月までの1年間の来場者数は当初、150万人を見込んでいたが、実際には延べ100万人となり、想定を大きく下回った。
1日当たり約2700人で、千人程度にとどまる日も多いという。
出典:【速報】ジャングリア親会社、開業後初決算で173億円の最終赤字 来場者は想定150万人を大きく下回る(沖縄タイムス) – Yahoo!ニュース
ジャングリア沖縄の問題は、赤字額の大きさより、来場者が少ないのに体験価値まで高め切れていない点です。空いていれば快適でも、集客が増えると人気アトラクションの待ち時間が延びるなら、黒字化に必要な客数と満足度がぶつかる設計になっています。
沖縄北部へ新しい需要を作る挑戦や、現場スタッフの努力は評価されるべきです。ただ、那覇空港から遠く、海や美ら海水族館という強い選択肢がある土地で、恐竜とスパだけを旅行の主目的にするのは弱い。初年度の珍しさが薄れれば、リピーター獲得はさらに難しくなります。
追加投資の前に、誰がどの交通手段で訪れ、何を体験すればもう一泊するのかを組み直すべきです。大型遊具を増やすのか、北部観光との周遊商品に徹するのか。夢の説明を続ける段階は終わり、株主と地元へ撤退基準まで含む数字を示す時でしょう。
