
損保ジャパンで顧客情報6万件に漏洩の恐れ 「委託先で起きた」で終わらせるな
損害保険ジャパンは、事業者向けの通信機能付きドライブレコーダーサービスで利用する外部委託先が不正アクセスを受け、顧客情報約6万件が漏洩した可能性があると発表しました。氏名、電話番号、住所、勤務先、メールアドレスなどが対象になる恐れがあります。
損保ジャパンによると、委託先のサーバーが10月2日から3日にかけて不正アクセスを受けました。現時点で個人情報の不正利用は確認されていないとしています。
事業者向けに提供している通信機能付きドライブレコーダーサービスの顧客情報約6万件が漏えいした可能性があると発表した。
「ご心配とご迷惑をおかけすることになり、深くおわび申し上げる」
損保ジャパンの件で利用者が知りたいのは、委託先の名前だけではなく、自分のどの情報が対象で、何に気をつければいいかです。住所や勤務先も含む可能性がある以上、「不正利用はまだ確認されていない」と聞いて安心しきるのは難しいでしょう。ただ、漏洩の可能性と実際に悪用された事実は別です。未確認の被害まで広めれば、かえって正しい案内が埋もれます。
外部委託は業務上必要でも、顧客から見れば情報を預けた相手は損保ジャパンです。対象者への連絡、確認された情報の範囲、問い合わせ窓口を分かりやすく示し、調査が進めば更新してほしいところです。委託先の管理や保存期間も見直すべきでしょう。謝罪だけで終わらせず、同じ情報をこれ以上危険にさらさない手順を示すことが信用回復の第一歩です。
