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Qilinが日本のセキュリティーを挑発 犯行側の「世界最悪」を誰が信じる


Qilinが日本のセキュリティーを挑発 犯行側の「世界最悪」を誰が信じる

ハッカー集団「Qilin」がJNNの取材に応じ、日本を「世界最悪のコンピュータセキュリティ体制を持つ国のひとつ」などと評しました。アサヒグループホールディングスなどへのサイバー攻撃を続けていると報じられている集団の発言であり、客観的な国際評価ではありません。

Qilinの中心メンバーとされるロシア国籍の男性は、大阪市内で日本の捜査当局に身柄を拘束され、ドイツ側へ引き渡されたといいます。Qilin側はその人物が自分たちの同僚かどうか、肯定も否定もしませんでした。

「私たちの同僚であるか肯定も否定もしない」

「世界最悪のコンピュータセキュリティ体制を持つ国のひとつ」

出典:【独自】“日本は世界最悪のコンピュータセキュリティ体制” ハッカー集団「Qilin」中心メンバー拘束で取材に応じる アサヒビールなどにサイバー攻撃(TBS NEWS DIG Powered by JNN) – Yahoo!ニュース

Qilin側の「世界最悪」という採点を、そのまま日本の実力診断として受け取る必要はありません。攻撃を仕掛ける側には、相手を弱く見せて不安を広げる動機があります。一方で、攻撃が企業の業務や顧客に及ぶ現実まで、挑発だからと片付けるのも違うでしょう。問うべきは威勢のいい言葉ではなく、侵入を防ぎ、被害を早く見つけ、止まった仕事を戻せる体制があるかです。

セキュリティーは何も起きない間ほど予算を削りたくなる分野です。しかし、担当者を置かず更新や訓練を後回しにして、事故後だけ責任を問うのは虫がよすぎます。拘束された人物の関与も捜査で確かめる必要があり、一人の身柄確保で組織的な攻撃が終わると考えるのは早計です。企業は平時の備えと事故時の復旧手順を、経営課題として扱うべきでしょう。

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