代替コーヒー飲料が相次いで発表され、食物繊維や香料、ひよこ豆、チコリなどでコーヒーらしい味を再現する商品が出始めました。
代替コーヒー開発の背景には豆の高騰に加え、気候変動でアラビカ種の栽培適地が2050年に半減するとされる「コーヒーの2050年問題」があります。
清涼飲料市場の今年の新たな動きとして代替(代用)コーヒー飲料が相次いで発表された。
コーヒー豆が高騰しコーヒー豆の持続可能な生産が危ぶまれる中、コーヒーのような味わいが楽しめる値頃感のある商品で需要を掘り起こしていくことと、コスト・調達面からコーヒー豆を使った商品展開が難しくなるといった未来への備えが狙い。
背景に、世界のコーヒー消費量が増加する一方で、気候変動の影響によりコーヒー栽培に適した土地が減少する恐れに警鐘を鳴らす「コーヒーの2050年問題」がある。
出典:相次ぐ代替コーヒー飲料 コーヒーのような味わい楽しめる値頃感のある商品で需要喚起 背景に「コーヒーの2050年問題」(食品新聞) – Yahoo!ニュース
代替コーヒーが環境に良いと言われても、消費者が毎朝飲むかどうかは結局、味と値段で決まります。豆を使わないこと自体を売りにして、本物より高く、香料っぽさだけが残るなら一度の話題で終わるでしょう。危機感は、まずい商品を我慢して買う理由にはなりません。
ただし発泡酒やノンアルコール飲料も、最初から完成度が高かったわけではありません。ひよこ豆やチコリ、大麦から選択肢が育てば、豆不足への保険だけでなく、カフェインを控えたい人にも市場が開けます。「コーヒー風」を隠さず表示し、別の飲み物として競う姿勢が必要です。
代替コーヒーの開発と同時に、生産者への適正価格、耐候性品種、栽培地の保全も進めなければ、企業が調達先を乗り換えるだけになります。2050年問題を広告文句にして終わらせず、既存農家を支える投資額まで見せるべきです。未来の一杯を守る策は、代用品だけではありません。

