
ジャングリア沖縄、客は目標の半分 「マーケティングの神様」で700億円は救えない
ジャングリア沖縄が開業1年を迎える中、想定来場者数150万人を大きく下回り、当初目標の半分程度にとどまっていると報じられました。
ジャングリア沖縄を主導する森岡毅CEOの「刀」は、イマーシブ・フォート東京でも累計62億円の赤字を計上し、2026年2月末に閉業しています。
沖縄県国頭郡今帰仁村と名護市にまたがる大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」が開業してから1年が経過した。
しかし、そのカリスマ経営の裏で深刻な危機が次々と浮き彫りになっている。ジャングリア沖縄は苦境が伝えられ、1年間の想定来場者数150万人を大きく下回る客入りとなっている。
だが、刀が初めて企画から運営まで全てを手掛けた「イマーシブ・フォート東京(IFT)」は、累計62億円もの赤字を計上し、2026年2月末に閉業。
出典:ジャングリア沖縄が大赤字、イマーシブ・フォート東京は閉業…森岡毅「刀」神話に異論噴出 なぜ“マーケティングの神様”は苦戦しているのか?(文春オンライン) – Yahoo!ニュース
ジャングリア沖縄の苦戦は、広告の強さと商品そのものの強さが別物だと示しています。沖縄まで来た旅行者が求める自然や文化と、恐竜やアトラクションに時間を割く価値が噛み合わなければ、どれだけ派手に認知を取っても再来園にはつながりません。天候や距離も宣伝では消せません。
森岡毅氏のUSJでの実績は否定されるものではありませんが、強い知的財産と蓄積データがある再建案件を、新規施設の万能な成功法則に変えた瞬間に話が怪しくなります。「神様」の看板は資金を集めるには便利でも、現場の異論や失敗の兆候を見えにくくする副作用があります。
ジャングリア沖縄に公的支援が入っている以上、必要なのはカリスマの物語ではなく、来場者数、客単価、再訪率、地域雇用への波及を継続して開示することです。撤退か拡張かを感情で決めず、沖縄でなければ成立しない体験へ投資を寄せられるか。700億円の答えは広告コピーでは出ません。
