
ロシアのラブロフ外相、日本とドイツを「軍国主義」扱い。侵攻国に説教される。
ラブロフ外相が国連総会で日本とドイツを「軍国主義の道を歩んでいる」と批判し、両国の安全保障理事会常任理事国入りに反対すると表明しました。
ラブロフ外相はブラジルとインドの常任理事国入りは支持し、ウクライナ侵攻を巡っては西側諸国への非難を繰り返しました。
【ニューヨーク共同】ロシアのラブロフ外相は26日、国連総会一般討論で演説した。
安全保障理事会の改革を巡り、常任理事国入りを目指す日本とドイツについて「軍国主義の道を歩んでいる」と一方的に批判し、反対する立場を表明した。
ウクライナ侵攻を巡り、西側諸国がウクライナに大量の武器を供給し、ロシアの民間人や民間施設への攻撃を支援していると主張してけん制。
ラブロフ外相の発言は、日本を評価した結果というより、自国に都合の悪い安保理改革を止めるための政治的な札でしょう。隣国へ侵攻しながら「軍国主義」を持ち出す姿には説得力がありません。それでも常任理事国の言葉が制度上の重みを持つことこそ、現在の国連が抱える矛盾です。
日本政府は腹を立てて言い返すだけでは足りません。国連への資金協力や平和構築の実績を数字で示し、拒否権を持たない国々と改革案を積み上げるべきです。ロシアの矛盾を突くことと、日本の常任理事国入りが支持されることは別問題であり、地道な外交票の確保が要ります。
ラブロフ外相の挑発が映すのは、侵攻当事国が拒否権で自らを守れる仕組みの限界です。常任理事国を増やすだけで機能不全が治るとも限りません。拒否権の抑制、地域代表性、総会の権限強化まで含め、誰が入るかという椅子取りゲームから一段進んだ議論が必要でしょう。
