
高市首相が簗農水相を続投 「仕事で返せ」で予算の疑問は片づくのか
高市首相は、簗農林水産大臣の道路予算をめぐる発言について、自身に任命責任があると述べたうえで、簗氏を続投させる考えを示しました。国会で簗氏は発言の不適切さを認め、国交省への問い合わせで予算の減額を求めた事実はないと説明しています。
高市首相は、他の府省にも同様の事案がないか調べるよう求められましたが、全府省調査は行わず、適切な予算配分を徹底させるとの考えを示しました。
「問い合わせに当たり減額を求めた事実はありません」
「とにかく働いて仕事で返せと言っております」
出典:高市首相「とにかく働いて仕事で返せ」簗農水相を続投させる考え示す(日テレNEWS NNN) – Yahoo!ニュース
高市首相が簗氏を続投させるなら、「仕事で返せ」は説明責任を終える合図にしてはいけません。予算を減らす働きかけがあったと決まったわけではなく、簗氏はそれを否定しています。ただ、支持しなかった自治体の予算を自分が削ったかのような発言をした問題は残ります。農政で成果を出すことと、発言や予算配分への疑問に答えることは別の仕事です。
全府省を一律に調べる必要があるかは議論の余地があります。しかし調査しないならなおさら、今回の問い合わせの記録と、対象自治体の配分基準を示してほしいところです。「任命責任は私にある」と言うだけでは、何を確認して続投を決めたのか分かりません。首相が簗氏に任せると判断した以上、説明が足りなければその判断の重みも首相が引き受けるべきでしょう。
