JCOMのインターネット接続サービスで全国規模の障害が発生し、朝から夕方まで影響が続きました。復旧そのものに加え、利用者への告知が遅れたことが痛手になっています。
ケーブルテレビ大手のJCOM(東京)は23日、システム障害が起き、全国的にインターネット接続サービスが利用できない状況になったと発表した。
障害は同日午前8時55分頃に発生。九州と北海道を除く地域で、ネット接続サービス「J:COM NET」が利用できないなどの影響が出た。
原因については調査中だが、同社は「会社のシステムに大量のアクセスが確認された」としている。
障害はどの通信会社にも起こり得ます。差が出るのは、その直後です。利用者がルーターを再起動し、端末を疑い、サポートへ電話し、それでも原因が分からない時間を長引かせたなら、失ったのは通信だけでなく顧客の時間と信用でしょう。
障害情報を自社回線経由のウェブだけに置く設計も心細いものです。SMS、テレビ放送、電話の自動音声、公式SNSなど、止まった回線に依存しない告知経路を最初から用意すべきです。復旧見込みが分からなくても、発生範囲と調査中である事実はすぐ出せます。
契約者約462万件のインフラなら、原因究明に加えて検知時刻、社内認識、初報、復旧までの時系列を公開してほしいところです。利用者側の予備回線は自衛策になりますが、事業者の初動不足まで自己責任にしてはいけません。

