
東京23区の中古マンション、売り値と成約価格が乖離がワニの口状に広がる。
東京23区の中古マンションは、8月の1戸当たり平均売り出し価格がおよそ1億3000万円でした。住宅ローン金利の上昇で買い手の借入余力が下がる一方、売り手の希望価格はすぐには下がらず、売り出し価格と成約価格の差が開く「ワニの口」現象が起きていると報じられています。
「平均売り出し価格は、東京23区でおよそ1億3000万円です」
「販売価格と成約価格が乖離(かいり)している」
出典:マンション価格「ワニの口」現象 売買成立せず在庫が急増 売り手も買い手も苦境(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース
東京23区の中古マンションで起きているのは、価格が一斉に暴落した話ではなく、高い値札に買い手の予算が追い付かなくなったというずれです。平均1億3000万円は成約価格ではなく売り出し価格。その区別を飛ばして「まだ上がる」「もう崩壊する」と言い切るのは、どちらも早いでしょう。
売り急がない所有者が値下げをためらう一方、金利が上がれば購入側が借りられる額は縮みます。取引が成立しなければ仲介業者も次の相場を読みづらくなります。買う側は広告の価格だけでなく成約事例や管理費、修繕積立金も含めて負担を見たいところです。売る側にも、希望額と実際に成立する価格を分ける判断が要ります。「ワニの口」が閉じるかは、値下げの勢いを予言するより、成約と在庫の動きを確かめるべきです。
